和洋学園様は、和洋女子大学・大学院のほか、高等学校と中学校を擁し、女性の自立のための教育を実践されています。2022年に創立125周年を迎えられるに当たって、東洋経済新報社に『創立125周年記念誌』の制作をご用命いただき、記念誌本誌とそのダイジェスト版である「特別編集版」を制作いたしました。その背景にある思いや狙いについて、ご担当者の村杉若穂様にお話を伺いました。
「新しい学園の歴史」がテーマ
――制作の背景にはどのような思いがあったのでしょうか。
周年記念誌の制作は初めてではなく、07年の創立110周年の時には『創立110周年記念誌』を制作しました。今回は創立年から125年の歴史ではなく、主に創立110周年以降を取り上げながら、「新しい学園の歴史」をテーマに制作したいと思いました。
――小社をお選びいただいた理由をお聞かせいただけませんでしょうか。
他社と比較して制作実績が豊富である点が、記念誌制作委員会メンバーから評価されました。加えて、ダイジェスト版の「特別編集版」は、タイトルに「東洋経済」と入れられることも魅力的でした。

――制作委員会はどのような体制だったのでしょうか。
当学園には、大学院・大学・2つの中高(国府台校・九段校)が傘下にあります。以前は大学と中高、それぞれで記念誌を制作していたのですが、『創立125周年記念誌』では、和洋学園として1冊にまとめたいと考えていました。そこで各校から編集委員を選出し、制作委員会を結成しました。従来の記念誌とは異なり、各校が連携しての掲載内容の調整に取り組み、それぞれの学校の特色を誌面に反映することができたと考えています。
周年記念誌の制作は初めてではなく、07年の創立110周年の時には『創立110周年記念誌』を制作しました。今回は創立年から125年の歴史ではなく、主に創立110周年以降を取り上げながら、「新しい学園の歴史」をテーマに制作したいと思いました。
――小社をお選びいただいた理由をお聞かせいただけませんでしょうか。
他社と比較して制作実績が豊富である点が、記念誌制作委員会メンバーから評価されました。加えて、ダイジェスト版の「特別編集版」は、タイトルに「東洋経済」と入れられることも魅力的でした。

――制作委員会はどのような体制だったのでしょうか。
当学園には、大学院・大学・2つの中高(国府台校・九段校)が傘下にあります。以前は大学と中高、それぞれで記念誌を制作していたのですが、『創立125周年記念誌』では、和洋学園として1冊にまとめたいと考えていました。そこで各校から編集委員を選出し、制作委員会を結成しました。従来の記念誌とは異なり、各校が連携しての掲載内容の調整に取り組み、それぞれの学校の特色を誌面に反映することができたと考えています。
制作中にコロナ禍に突入
――制作を進めるうえで、最も苦労した点・大変だった点についてお聞かせいただけますでしょうか。
注意を払ったのが制作進行です。系列校が足並みをそろえ1冊の記念誌にまとめ上げるため、ページ数の割り当て、掲載順、記載形式や表記の統一など、各編集委員への確認と合意形成を慎重に行いました。
最も気をもんだのは、スケジュールとコストです。
制作途上の20年4月に、新型コロナウイルスの大流行で緊急事態宣言が出されました。コロナ禍の中では編集会議を開くことができず、一時、制作進行が停滞してしまいました。また、物価高騰の影響を受けて、紙の価格や印刷費が値上げとなり、費用が当初の想定より膨らむ懸念もありました。
また、本来22年の開催予定だった125周年記念式典も1年延期となったため、それに合わせて発行時期もずらすことになりました。調整の結果、最小限のコスト増に抑えることができたと思います。
スケジュールが間に合うか、予算内で完成するか、ひやひやしましたが、東洋経済さんのご協力により式典当日に配布することができ、関係者一同安堵いたしました。
足かけ5年のプロジェクトを成功に導けたのは、ひとえに東洋経済新報社さんの経験値によるものが大きいと考えています。制作、編集、校正、営業と、編集現場だけでなく関係各所のみなさまが親身に相談に乗ってくださったことは、記念誌制作経験のない編集委員にとって、とても心強かったです。

――学内外やOGの方からの反響などをお聞かせいただけますでしょうか。
若い世代の職員からは、「記念誌というと古いイメージがあったが、装丁が斬新」「内容も今風」といった意見がありました。
高齢の卒業生からは、「どこから読んでも読みやすい。大切に手元に置いておきたい」といった声が届きました。
「特別編集版」は、手軽に学園の歴史を振り返ることができるうえ持ち運びもしやすいので、広報ツールとしても活用しています。
注意を払ったのが制作進行です。系列校が足並みをそろえ1冊の記念誌にまとめ上げるため、ページ数の割り当て、掲載順、記載形式や表記の統一など、各編集委員への確認と合意形成を慎重に行いました。
最も気をもんだのは、スケジュールとコストです。
制作途上の20年4月に、新型コロナウイルスの大流行で緊急事態宣言が出されました。コロナ禍の中では編集会議を開くことができず、一時、制作進行が停滞してしまいました。また、物価高騰の影響を受けて、紙の価格や印刷費が値上げとなり、費用が当初の想定より膨らむ懸念もありました。
また、本来22年の開催予定だった125周年記念式典も1年延期となったため、それに合わせて発行時期もずらすことになりました。調整の結果、最小限のコスト増に抑えることができたと思います。
スケジュールが間に合うか、予算内で完成するか、ひやひやしましたが、東洋経済さんのご協力により式典当日に配布することができ、関係者一同安堵いたしました。
足かけ5年のプロジェクトを成功に導けたのは、ひとえに東洋経済新報社さんの経験値によるものが大きいと考えています。制作、編集、校正、営業と、編集現場だけでなく関係各所のみなさまが親身に相談に乗ってくださったことは、記念誌制作経験のない編集委員にとって、とても心強かったです。

――学内外やOGの方からの反響などをお聞かせいただけますでしょうか。
若い世代の職員からは、「記念誌というと古いイメージがあったが、装丁が斬新」「内容も今風」といった意見がありました。
高齢の卒業生からは、「どこから読んでも読みやすい。大切に手元に置いておきたい」といった声が届きました。
「特別編集版」は、手軽に学園の歴史を振り返ることができるうえ持ち運びもしやすいので、広報ツールとしても活用しています。




