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「東洋経済オンライン」の女性読者を分析してみた【大企業勤めでインドア】

「東洋経済オンライン」の女性読者を分析してみた【大企業勤めでインドア】「東洋経済オンライン」の女性読者を分析してみた【大企業勤めでインドア】
  • リサーチ部
 こんにちは。東洋経済新報社ビジネスプロモーション局の尾登(おとう)です。
今回は、「東洋経済オンライン」の女性読者像に迫っていきたいと思います。
経済メディアと聞くと、男性の読者が多いような印象を受けるかもしれませんが、実は「東洋経済オンライン」は、比較的女性読者が多いのです。2025年に調査した男女比のデータでは、女性割合は45.6%になります。
では「東洋経済オンライン」を普段読んでいる女性が、どのような属性や嗜好を持っている方なのか。2025年に実施した調査から、女性の回答のみを抽出して集計してみました。項目は以下の通りです。

・基本情報
・仕事のこと
・お金のこと
・購入予定のもの
・普段の生活
・関心のある社会課題


【調査概要】
調査対象:東洋経済オンラインを週1回以上読む全国の有職男女を1000名抽出
調査期間:2025年2月7日~2月14日
調査機関:楽天インサイトのWebアンケート

基本情報

 まずは年代です。
「35歳~44歳」が25.0%と最も高く、「25歳~34歳」が23.2%で次点、「45歳~54歳」が21.3%となっており、第一線で働く世代・子育て世代が主要な層となっています。

未婚か既婚かでは、「未婚」が57.7%と高くなりました。



既婚と答えた方に子どもの有無を聞いたところ、「子どもあり」が78.9%となりました。


居住地域では「関東」が52.9%と半分以上を占めています。次いで、「近畿」(18.6%)、「中部」(11.0%)となり、都市圏の読者が多いです。

仕事のこと

 業種について聞きました。「サービス業」が11.5%と最も高く、次いで「製造業」で10.6%、「学校・教育関連」で9.2%、「小売業」で6.2%となっています。



 次に職種です。
「専門職」が12.4%と最も高く、次いで「販売営業」が10.2%、「総務法務」が9.2%となりました。



役職は「一般社員」が56.6%と最も高いですが、部長クラス以上も14.5%となっています。





 所属企業の従業員規模を見てみます。
従業員規模で最も高いのは「100人未満」で28.6%ですが、1,000人以上が35.6%となっています。日本国内の企業数における大企業の割合は0.3%ですので、「東洋経済オンライン」の読者には大企業の所属の方が多いということがわかります。




 転職希望はどうでしょうか。
最も高いのは「転職は考えていない」(31.9%)ですが、「転職に向けて、具体的に行動している」「具体的ではないが、転職を意識することがある」「よい職場・条件があれば、転職しても良いと思う」と転職について前向きな人の割合は60.0%となっています。



 キャリアアップのためのリスキリングは何を行なっているかについても聞いてみました。
最も高いのは「語学」(27.5%)、次いで「ITスキル」(25.6%)、「経営・マネジメントスキル」(17.1%)が上位となりました。


 

お金のこと

 次は個人年収と世帯年収です。
個人年収では「400万円未満」が40.4%と最も高くなっています。1,000万円以上の割合は3.7%です。
世帯年収を見ると、「400万円未満」が14.3%と最も高く、次いで「900万円~1,000万円」が9.4%、「1,000万円~1,250万円」が8.8%です。
1,000万円以上は24.6%となっています。夫と共働きで、二人の年収を合わせて1,000万円を超えるという世帯だと推察されます。



一ヶ月の間に自由に使えるお金の額を聞いたところ、「5万円~10万円」が24.1%と最も高く、次いで「3万円~5万円」が16.4%、「2万円~3万円」が14,7%となりました。10万円以上の割合は32.0%となっています。



金融資産について、「保有しているもの」と「関心のあるもの」を聞きました。
保有しているもので最も高いものは「円普通預貯金」で79.6%、次いで「円定期預貯金」で45.6%、「NISA」で45.4%となっています。
関心のあるもので最も高いものは「金」で27.0%、次いで「海外株式」で21.5%、「あてはまるものはない」が19.5%となっています。
「純金積立」も18.4%と相対的に高く、価格高騰が続いている金の関心を持っている方が多いようです。

購入予定のもの

 購入予定のものを聞きました。
「カジュアルファッション(普段着)」(23.7%)、「カジュアルシューズ(スニーカー、ブーツ)」(21.5%)、「スキンケア用品」(20.2%)、「ヘアケア用品」(18.4%)、「化粧品」(18.0%)など、普段の美容やファッションに関する物への関心が高くなっています。

普段の生活

 休日にしていることを聞きました。
「ドラマ、映画、アニメ、バラエティ番組の視聴」が50.0%と最も高く、「家事、掃除」が39.0%、「睡眠」が34.9%、「料理」が34.2%となっています。比較的インドアな傾向がある方が多いのかもしれません。



健康促進のために心がけていることを聞きました。
「栄養バランス、食事制限」が55.9%、「睡眠をしっかりとる」が53.3%、「こまめな水分補給」が46.5%、「ウォーキング、ランニング」が44.5%となっています。

関心のある社会課題

 関心のある社会課題を聞きました。
「雇用・働き方の変化」が38.2%、「天災・自然災害への対応」が37.3%、「高齢化対策」が36.0%、「少子化対策」が31.6%となっています。



 環境への取り組みで普段取り組んでいることでは、「プラスチック類をなるべく使わない」が37.5%、「型落ち品や余剰品などの訳あり品を買う」が35.1%、「環境負荷の低い製品を使っている」が32.2%となっています。

「東洋経済オンライン」の女性読者はどんな人?

 これらのアンケート結果を踏まえると、「東洋経済オンライン」の女性読者は具体的にどんなペルソナの方が想起できるでしょうか?
三名ほど考えてみました。読者イメージの想起の助けになれば幸いです。

まず一人目は、「スローライフ型」。
職業は店頭販売員。20代後半。独身。ファッションや化粧に興味がある。
休日は料理をするなど家でゆっくり過ごす。健康維持のために、カロリーや栄養バランスに気を使った食事を摂る。
投資を勉強中で、「東洋経済オンライン」を読み始めた。


二人目は「教育熱心なワーママ型」。

メーカー勤務。40代前半。課長。夫と娘一人と三人暮らし。
休日は家族で外食やイベントに行く。娘の教育にお金を使う。
仕事に役立てる情報収集として「東洋経済オンライン」を読んでいる。


三人目は「キャリアアップ志向型」
銀行勤務。30代前半。独身。年収を上げるために転職活動中。スキルアップのために休日も勉強をする。
環境問題への関心が高く、なるべく環境負荷の低い生活を志向している。
お客様への提案や話に使うために「東洋経済オンライン」を読んでいる。

いかがでしょうか。「東洋経済オンライン」の女性読者のイメージが少しついたでしょうか。
もし、もっと女性読者の情報が知りたい場合は、お気軽にお問合せください。