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「まずは『できる』と自信をつけよう!」新人社員と新人トレーナーの2023年を振り返ってみた

「まずは『できる』と自信をつけよう!」新人社員と新人トレーナーの2023年を振り返ってみた「まずは『できる』と自信をつけよう!」新人社員と新人トレーナーの2023年を振り返ってみた
  • 社員インタビュー
コロナ禍が明け、街ににぎわいが戻り始めた2023年4月、小社ビジネスプロモーション局メディア営業部に新卒社員の羽賀が加わりました。
広告営業の新人教育を行うに当たって、入社3年目の社員・岡本をトレーナーにし、コロナ禍では難しかった対面でのトレーニングや指導を、本人の適性に合わせ行ってきました。
広告営業として社会人の第一歩を踏み出した羽賀と、初めて新人のトレーナーとなった岡本。
今年一年どうだったか、いろいろと聞いてみました。

私らしくいても成長できる

――広告営業として主にどういったことをやっていますか?

羽賀 小社の広告営業は、業種ごとに担当するお客様を持っています。私は現在、教育系サービスやHR系のほか、BtoC商材の分野のお客様を担当しています。お客様や代理店様からいただくお問い合わせに答えたり、提案資料を作成してご説明したりなどの営業活動を日々行っています。
小社の雑誌・デジタルのサービスの提案・制作は、基本的なものはこの1年で一通り経験してきました。

大学生の時にプレゼンテーション資料を作ってゼミや授業で発表することはありましたが、ビジネスの現場でお客様相手に資料を使ってご説明するのは、やはり最初は緊張しました。今でも対面は緊張します。
とくにある大きな案件の提案機会をいただいた時は緊張しました。資料を作り込み、話すための台本を作って、先輩とリハーサルもやって……。とても大変でしたが、今思うととても成長できたよい機会だったなと思います。

――なるほど。どういう点が成長できたなと実感しますか?

羽賀 お客様に提案するとき、最初は何をどう話していいかわからなくて。話すことを全部文章に起こして読み上げたりしていました。回数を重ねていくうちに、会話力が上がって、「これがお客様が知りたいポイントだな」「今このタイミングでこれを言えばいいな」と勘が働くようになってきました。あとは資料作りもだんだんとコツが分かるようになっていきました。今回のお客様はこういう方で、この情報が欲しいはずだから、これとこれが必要で、説明のときにこの情報を補足してあげよう、といったことです。

成長という点で、学生時代は社会人になったら「こうしないといけない」という型に自分をはめないといけないのかなと思っていました。一定の型にはまることで成長していくのかなと。けれども、私の場合は素のままの自分でも成長できている実感があります。私らしくいていいんだなって。そこはイメージと違いました。

自分の中に軸があれば推進していけるはず

――トレーナーの岡本さんにお聞きします。今回チームで新人教育を行ってきたわけですが、どういうトレーニングをいったのでしょうか?

岡本 まず、これは自信を持って「できる」と思える軸を確立してもらおうと思いました。
小社メディアの商品・サービスは多岐にわたっており、商品知識や読者の特性、制作進行上の知識など、覚えないといけない事柄が多くあります。
例年は、「お客様の課題解決のプロになる」視点を養うことを目的として、お客様の課題に対して自分なりにどのようなソリューションを提案できるかを鍛えるトレーニングをしていました。多様な視点が必要になるので、必然的に多くのことを短い期間に学ばなくてはなりません。課題解決の視点を磨くトレーニングはよい点もあるのですが、薄く広く暗記するので、知識が中途半端になってしまうという課題もありました。

そこで今年は、『週刊東洋経済』と「東洋経済オンライン」でよく引き合いのある基本メニューをしっかり覚えて提案できるようになってもらうことを目指しました。
7月以降に、先輩社員がクライアント役になって提案の練習をする「ロールプレイング」というトレーニングがあります。いろいろな条件やパターンで提案の練習をしたのですが、前回間違えた点を次回も出してわからない点を潰していく形で、徹底的に基本を習熟することを目指しました。

新人社員はそもそも人前で話すこと自体が苦手な方が多いのですが、羽賀さんはその点は入社した時から問題ありませんでした。そこで、自分の中で軸となるものを与えてあげれば、後は自力で学んだり推進したりしていけるだろうと思いました。

羽賀 はい、トレーニングは私に合っていたかなと思います。話すこと自体は学生時代の電話のアルバイトで慣れていましたし、就職活動も楽しんでやれたほうなので(笑)。

岡本 未経験の人に物事を教えるということで、私自身も非常に勉強になりました。ざっくりと概念で理解していた事柄や知識を、具体的に伝えるために言語化したり、例題に落とし込んだりする過程で、私の中で明確に輪郭ができて解像度が上がったと思います。抽象的な言葉だと伝わりませんので、わかりやすく具体的かつ正確な言葉にしていくことが必要です。これは私にとってもチャレンジで、とても勉強になりました。
あとはやっぱり人はそれぞれ違うのだなと思いました。私がなかなか覚えられなかったことが、羽賀さんは簡単に覚えられたり。その逆もありますね。ここはストレスに感じるとか、ここは得意分野だとか。当たり前とはいえば当たり前ですが。新入社員でも特性が全然違うので、新人教育の方針は本人の特性を見て決めたほうがよいのだなと、改めて思いました。

経験を積んでお客様の役に立つ提案をしていきたい

――勉強中のところがまだまだあると思いますが、羽賀さんが目下課題だと感じていることはありますか?

羽賀 そうですね、営業部では定期的に企画会議があるのですが、そこで先輩方のようにもっと発言できるようになりたいなと思います。岡本さんをはじめ、3~4年目の先輩方はすごいなと思っていて。まだ実務の経験値も低いですし、いろいろ体験することで自分の中で基礎ができて、見解が言えるようになるのかなと思っています。

岡本 私も1年目の終わりの時に同じことを言っていたので、大丈夫ですよ!

――今後こういうことに挑戦していきたい、やってみたい、と考えていることはありますか?

羽賀 お客様とはまだオンラインでの会議が大半で、実は対面でのご提案はあまりやったことがないんです。対面の打ち合わせはまだ緊張します。対面でお話しする機会を増やして慣れていきたいと思っています。
あと、国内でも海外でもいいので、出張に行ってみたいです(笑)。憧れがありまして。

岡本 やってみたいことを自分でつくっていくって、営業の醍醐味だと思いますよ。そういう案件をぜひ頑張ってつくってください。




――では最後に、お客様に向けて一言コメントをいただけますか?

羽賀 昨年はじめて広告特集の企画を担当し、無事に受注までしました。今後も、読者にとってもお客様にとっても有益な企画を立案したいと考えています。まだまだわからないことが多いのですが、提案の幅を増やし、時事やマーケット、企業の情報、世の中のトレンドなどさまざまな知識を広げていき、お客様のお役に立てる提案ができるように頑張っていきたいと思います。