1. 東洋経済プロモーション
  2. ブログ
  3. 東洋経済オンライン読者に「経営課題に関する調査」を実施

ブログ

東洋経済オンライン読者に「経営課題に関する調査」を実施

東洋経済オンライン読者に「経営課題に関する調査」を実施東洋経済オンライン読者に「経営課題に関する調査」を実施
  • リサーチ部
東洋経済ブランドスタジオは、経営課題に関する調査を実施しました。
調査概要は以下のとおりです。

■調査対象者:全国の10代~60代以上の働く男女 
■調査期間:2025年3月11日~18日
■有効回答総数:463件 
■調査方法:「東洋経済オンライン」メール会員を対象とした調査

会社の経営に影響を与えそうな経済課題については、読者の約5割が「原材料価格の高騰」と回答

「東洋経済オンライン」読者(以下、読者)に、「会社経営に影響を与えそうな経済に関する課題」について聞きました。
最も多い回答は「原材料価格の高騰」(50.8%)、ついで「個人消費の低迷」(30.2%)、「少子高齢化」(23.8%)となりました。
経営者・役員の読者は、「個人消費の低迷」の占める割合が高く、「原材料価格の高騰」とともに「個人消費の低迷」が会社の経営に影響を与えると懸念している方が多いことがわかりました。


読者に「会社の経営課題」について聞きました。
最も多い回答は「収益性向上」(43.2%)、ついで「売上・シェア拡大」(38.4%)、「人材強化」(31.3%)となりました。
経営者・役員の読者において、最も多い回答は「売上・シェア拡大」(51.6%)、ついで「収益性向上」(41.8%)、「新製品・新サービス・新事業開発」(27.0%)
と、全体に比べ「人材強化」よりも「売上・シェア拡大」「新事業の開発」を経営課題」回答している方が多い結果となりました。

人材強化について「優秀な中途採用社員の獲得」が最も課題と感じている読者が多い

読者に「売上・シェア拡大について、課題を感じている分野」について聞きました。
最も多い回答は「既存事業の強化」(30.7%)、ついで「新規事業・新製品・新サービスの開発」(28.9%)、「新規顧客獲得・取引先拡大」(16.2%)となりました。
経営者・役員の読者は全体に比べて「新規顧客獲得・取引先拡大」と回答した方が多く、売上・シェア拡大には、新規顧客獲得・取引先拡大が課題と感じている回答者が多いことがわかりました。

読者に「人材強化(採用・育成)について、課題を感じている分野」について聞きました。
最も多い回答は「優秀な中途採用社員の獲得」(18.6%)、ついで「採用した人材の定着・離職率の低下」(16.6%)、「次世代リーダーの育成」(13.6%)となりました。
経営者・役員の読者は全体に比べて、「優秀な中途採用社員の獲得」の割合が高く、「採用した人材の定着・離職率の低下」の割合は低くなり、より優秀な人材確保に課題を感じていることがわかりました。

読者に「社員の働き方について、課題を感じている分野」について聞きました。
最も多い回答は「業務効率化・生産性向上」(33.7%)、ついで「社員の能力評価・人材再配置」(13.8%)、「長時間労働の是正」(13.2%)となりました。
経営者・役員の読者は全体に比べて「長時間労働の是正」の割合が低く、「特に課題はない・わからない」が高く、社員の働き方に課題を感じている経営者・役員の読者は全体に比べて低い結果となりました。

読者に 「DX推進について、特に課題を感じている分野」について聞きました。
最も多い回答は「業務の効率化・RPA」(31.5%)、ついで「社内の生成AIツールの導入・活用」(9.7%)、「顧客データの分析・活用」(8.4%)となりました。
経営者・役員の読者は全体に比べて「社内の生成AIツールの導入・活用」よりも「顧客データの分析・活用」と回答した方が多くなり、新たなツールの導入よりも顧客データの分析・活用のほうを課題に感じている回答者が多い結果となりました。

個人として2025年に取り組みたいことは、「貯蓄・投資など資産形成」「資格取得など仕事に関わる勉強」

読者に「会社で今年注目しているテーマ」について聞きました。
最も多い回答は「生成AIへの対応及び活用」(51.6%)、ついで「経済安全保障、サプライチェーン」(24.2%)、「エネルギーシフト」(22.0%)となりました。
経営者・役員の読者は全体に比べて「エネルギーシフト」「スタートアップ投資・業界動向」と回答した方が多く、既存のものよりも新たな事業、エネルギーへの興味があることがわかりました。

読者に「個人としての2025年の課題・取り組みたいこと」について聞きました。
最も多い回答は「貯蓄・投資など資産形成」(30.2%)、ついで「資格取得など仕事に関わる勉強」(30.0%)、「趣味や余暇時間の充実」(25.5%)となりました。
経営者・役員の読者は、全体に比べて「資格取得など仕事に関わる勉強」と回答した方が少ない結果になりました。

まとめ

■会社の経営に影響を与えそうな経済課題については、読者の約5割が「原材料価格の高騰」と回答
■会社の経営課題について多い回答は「収益性の向上」「売上・シェア拡大」「人材強化」
■売上・シェア拡大について約3割が「既存事業の強化」「新規事業・新製品・新サービスの開発」が
 課題と回答
■人材強化について「優秀な中途採用社員の獲得」が最も課題と感じている読者が多い
■「社員の働き方」について約3割の読者が「業務効率化・生産性向上」と回答
■「DX推進」について約3割の読者が「業務の効率化・RPA」と回答
■読者の約半数が「生成AIへの対応及び活用」に注目している
■個人として2025年に取り組みたいことは「貯蓄・投資など資産形成」「資格取得など仕事に関わる勉強」




東洋経済ブランドスタジオは今後も、皆様のビジネスに役立つさまざまな調査を実施してまいります。

※四捨五入の関係で合計が100%にならないグラフもございます