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東洋経済オンライン読者に「株式投資に関する調査」を実施

東洋経済オンライン読者に「株式投資に関する調査」を実施東洋経済オンライン読者に「株式投資に関する調査」を実施
  • リサーチ部
東洋経済ブランドスタジオは、東洋経済オンライン メール会員ユーザーに対して、「株式投資」に関する調査を実施しました。
調査概要は以下のとおりです。

■調査対象者:東洋経済オンライン メール会員ユーザーで、20代~70代以上の働く男女
■調査期間:2024年4月2日~9日
■有効回答総数:1040件
■調査方法:東洋経済オンライン会員向けのメールによるインターネット調査

保有している株式の種類は「国内上場株式」 が86%、「外国株式」が34%

保有している株式の種類を聞きました。
最も多かった回答は「国内上場株式」の85.9%で、回答者のほとんどが投資しています。
「外国株式」は34.1%、「従業員持株制度」は19.3%、「非上場株式」は9.7%でした。

株式投資で保有している資産が「1,000万円以上」は34.2%

株式投資で保有している資産を聞きました。
最も多かった回答は「200万~500万円未満」(14.8%)で、僅差で「500万~1,000万円未満」(14.6%)、「1,000万~2,000万円」(13.7%)が続きます。
また、回答者のうち3割超が株式投資で1,000万円以上の資産を保有しているようです。

保有資産の中で株式が占める割合が「50%以上」は約3割

保有する資産の中で株式が占める割合を聞きました。
最も多かったのは「50%以上」の27.9%で、次いで多かったのが「10%未満」の23.6%でした。

株式投資を行っている期間が「10年以上」は約半数

株式投資を行っている期間について、最も多かった回答は「20年以上」の27.3%でした。
次いで「10~20年未満」21.3%、「5~10年未満」17.6%と続きます。
株式投資を10年以上行っている回答者は、全体の約半数を占めています。

株式投資を行っている理由は「老後の資金のため」「投資に興味があったため」が多数

株式投資を行っている理由について、最も多かった回答は「老後の資金のため」(60.3%)でした。
次に多かった「投資に興味があったため」(58.4%)とともに、それぞれ理由の約6割を占めています。

株式以外で運用している金融商品は「投資信託」「新・旧NISA」

株式以外で運用している金融商品を聞きました。
最も多かった回答は「投資信託」(59.4%)で、回答者の約6割が運用しています。
次いで多かったのは「新NISA」 (56.2%)でした。「旧NISA(つみたてNISA・一般NISA)」(46.5%)より多く、新NISAのスタートにより運用を始めた人が一定数いるとみられます。

「新NISA」に高い関心、主な理由は「老後の資金のため」

2024年にスタートした「新NISA(成長投資枠・つみたて投資枠)」について詳しく聞きました。
利用意向の最多回答は「どちらも利用している」(29.3%)で、次いで多かったのが「今後利用したい」(26.6%)でした。
全体で9割近くの回答者が新NISAを利用中、あるいは今後利用したいと考えており、新NISAへの関心度の高さがうかがえます。

新NISA(成長投資枠)の月間投資額について、最も多かった回答は「月1万~5万円未満」の19.2%でした。
「月15万~20万円」が16.5%で続きます。
一方、「投資していない」は42.9%で全体の4割を占めました。

新NISA(つみたて投資枠)の月間投資額について、最も多かった回答は「月5万~10万円」の24.4%、次いで「月1万~5万円未満」の23.7%でした。
一方、「投資していない」は45.7%で全体の約半数を占めました。

NISA(新・旧)を利用している理由を聞きました。
半数以上の回答者が「老後の資金のため」を理由に挙げています。次いで多かったのが「NISAに興味があったため」(33.9%)でした。

金融に関する知識は、約半数が「中レベル(ある程度の知識がある)」

金融に関してどの程度の知識があるかを聞きました。
最も多かった回答は「中レベル(ある程度の知識がある)」の47.9%、次いで「低レベル(それほど知識がない)」の41.9%でした。
低~中レベルが回答者の約9割を占めています。一方、「高レベル(確かな知識がある)」は10.2%でした。

今後の株式投資は「堅実に投資を行いたい」が最多

今後どのような株式投資をしていきたいかについて聞きました。
最も多かった回答は「上がる銘柄とタイミングを見極め、堅実に投資を行いたい」(36.8%)でした。
次いで多かったのは「今後再び株価が上がることを見越し、積極的に投資したい」(18.9%)で、合わせて5割超の回答者が前向きに投資をしていく考えのようです。
また、「今後の動向を見極めたいので、現在は様子見をしたい」「長期保有しているので買いも売りもしない」と、しばらく様子見、そのまま長期保有をする回答者は合わせて25.8%でした。

金融関連サービスは「利用するつもりはない」回答者が多い

「個人資産管理サービス(家計簿アプリなど)」「ロボアドバイザー(AIによる投資診断・アドバイスサービス)」「暗号資産」の3つの金融関連サービスについて、利用意向を聞きました。
いずれも半数以上が「利用するつもりはない」「わからない」と回答し、現時点での利用意向がない回答者がボリュームを占めています。
最も利用している割合が高いのは「個人資産管理サービス」の24.7%でした。

まとめ

・保有している株式の種類は「国内上場株式」が86%、「外国株式」が34%
・株式投資で保有している資産の額が「1,000万円以上」は3割超
・保有資産の中で株式が占める割合が「50%以上」は約3割
・株式投資を行っている理由の最多は「老後の資金のため」 
・新NISA(成長投資枠・つみたて投資枠)の利用に約9割が興味
・今後は「上がる銘柄とタイミングを見極め、堅実に投資を行いたい」が最も多い

東洋経済ブランドスタジオは今後も、皆様のビジネスに役立つさまざまな調査を実施してまいります。

※四捨五入の関係で合計が100%にならないグラフもございます