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投資に関する調査を実施

投資に関する調査を実施投資に関する調査を実施
  • リサーチ部
東洋経済ブランドスタジオは、投資に関する調査を実施しました。
対象は全国の20歳~65歳以上、投資を行っている働く男女445名です。
調査概要は以下のとおりです。

■調査対象者:全国の20歳~65歳以上の働く男女
■調査期間:2023年7月19日
■有効回答総数:445件
■調査方法:「モニタス」インターネット調査
「現在投資を行っている」と答えた方が有効回答対象
 

「国内株式」「投資信託」「つみたてNISA・一般NISA」の保有割合が高い

現在「保有している金融資産」について聞き、属性「男性」「女性」「世帯年収1000万円以上」「20~39歳」「40~59歳」ごとの回答を集計しました。
全回答者を見ると、最も保有割合が高いのは「国内株式」(65.8%)、次いで「投資信託」(49.4%)、「つみたてNISA・一般NISA」(43.4%)という結果になりました。
属性ごとに見てみると、「つみたてNISA・一般NISA」の保有割合は、男性(42.0%)に比べ女性(50.7%)が7.3ポイント高くなっています。一方で「国内株式」の保有割合は、男性(68.7%)が女性(50.7%)に比べ18ポイント高くなりました。
世帯年収1000万円以上の方の保有割合を見ると、「国内株式」(70.2%)、「投資信託」(57.7%)、「つみたてNISA・一般NISA」(50.0%)、「iDeCo」(31.7%)、「海外株式」(29.8%)といずれも全回答者よりも高く、高い投資への意欲が伺えます。
世代別に比較すると、20~39歳の「つみたてNISA・一般NISA」の保有割合は57.1%と、40歳~59歳の45.0%よりも12.1ポイント高くなっています。

「新NISA」への注目は、女性・若年層のほうが高い

次に「現在注目している金融資産」について聞き、属性「男性」「女性」「世帯年収1000万円以上」「20~39歳」「40~59歳」ごとの回答を集計しました。
全回答者を見ると、最も保有割合が高いのは「国内株式」(47.2%)、次いで「投資信託」(31.7%)、「新NISA」(27.0%)という結果になりました。
属性別に見ると、「新NISA」の注目割合は、女性(40.8%)が男性(24.3%)に比べ16.5ポイント高くなりました。一方で「国内株式」の注目割合は、男性(50.5%)が女性(29.6%)に比べ10.9ポイント高くなりました。
世帯年収1000万円以上の方の注目割合を見ると、「ETF(上場投資信託)」(18.3%)、「純金積立(金・銀・プラチナ)」(10.6%) が全回答者よりも高い傾向が出ています。
世代別に比較すると、20~39歳の「新NISA」の注目割合は37.7%と、40歳~59歳の24.6%よりも13.1ポイント高くなっています。


 

老後の資金のために投資をする

投資を行う理由について聞きました。
最も高かったのが「老後の資金のため」で80.0%。次いで57.1ポイントと大きく下がり「日々の生活費を得るため」で22.9%。「病気やケガなど万が一の資金のため」が21.6%となりました。

堅実・安全派の割合が高い

金融資産の運用方針について、自分に近いものを最大3つまで選んでもらいました。
「複数の銘柄や種類に分散投資を行う」(49.9%)、「利率は低いが安全な投資を行う」(42.5%)に票が集まり、堅実・安全な運用している方が多い結果となりました。
 
次に今後の金融資産の運用方針について、自分に近いものを1つだけ選んでもらいました。
最も高くなったのは「上がる銘柄とタイミングを見極め、堅実に投資を行いたい」(30.1%)でした。一方で「今後再び株価が上がることを見越し、積極的に投資を行いたい」(19.1%)という積極派、「今後の動向を見極めたいので、現在は様子見をしたい」(13.0%)という消極派も多くの割合を占めています。

投資の参考にしているのは「インターネットのニュース」

投資の際に参考にしている情報源を聞き、属性別に集計しました。
全回答者では、「インターネットのニュース」が62.5%と最も高く、次いで「テレビのニュース」39.6%、「新聞のニュース」36.2%となりました。
男女別に比較すると、「インターネットのニュース」は男性が女性よりも5.7ポイント高くなり、「新聞のニュース」も男性が女性よりも9.5ポイント高くなりました。
年収1000万円以上の方は、「経済誌・投資専門誌」が32.7%、「企業発行の業績・財務情報」が27.9%、「企業発行のIRレポート」が24.0%と、全回答者よりも高くなりました。
年代別に比較すると、20~39歳は「YouTubeなどのネット動画」の割合が27.3%と全回答者や40~59歳に比べて高い傾向にあります。40~59歳は「インターネットのニュース」が65.4%と20~39歳の53.2%と比べて12.2ポイント高くなっています。

まとめ

・保有割合で高いのは「国内投資」「投資信託」「つみたてNISA・一般NISA」
・注目度が高いのは「国内投資」「投資信託」「新NISA」
・女性は男性よりも「つみたてNISA・一般NISA」「新NISA」に関心がある
・老後の資金のために投資を行っている
・堅実・安全な投資を行いたいという人が多い
・投資検討の情報源としては「インターネットのニュース」が最も多い

東洋経済ブランドスタジオは今後も、皆様のビジネスに役立つさまざまな調査を実施してまいります。