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社会人の学習に関する調査を実施

社会人の学習に関する調査を実施社会人の学習に関する調査を実施
  • リサーチ部

社会人の学習に関する調査概要

東洋経済ブランドスタジオは、全国の30代から60代の男女に対し、社会人の学習に関する意識についてインターネット調査を実施しました。
調査概要は以下のとおりです。

■調査対象者:全国の30代から60代の働く男女
■調査期間:2022年9月26日~28日
■回答総数:717件
■調査方法:「モニタス」インターネット調査
職業「パート・アルバイト」「主婦・主夫」「大学生・大学院生」「家事手伝い」「無職」を除く、「週に1度以上、東洋経済オンラインを閲覧している」読者を東洋経済オンラインの読者と設定し、それ以下の頻度の読者を非読者とする
 

読者は積極的に学習に取り組む

「仕事のために勉強や知識習得、資格の取得などをしていますか」と質問をしたところ、読者は「している」と回答した人が58.0%と、最も多い結果となりました。一方で、非読者の54.7%が「しておらず、今後も予定はない」と回答しています。「しておらず、今後も予定はない」と回答した読者は22.6%で、読者は非読者に比べ、学習に対して積極的であることがうかがえます。(図1)

また、「仕事のために勉強や知識習得、資格の取得などをしている」と回答した人に、どのような学習をしているか聞いたところ、読者は「語学学習」(42.9%)と回答した人が最も多い結果となりました。
そのほか、「経営・マネジメントスキル」(36.8%)。「ITスキル」(35.2%)など、業務に直接関連するスキルの学習も多くなっています。(図2)


「仕事のために勉強や知識習得、資格の取得などをしている」と回答した人全体の学習方法は、「書籍」が最も多いようです。
読者の回答に注目すると、「YouTubeなどの無料の動画」(42.9%)「個人契約で有償の学習サービス」(38.5%)など、学習のためのサービスも積極的に活用しています。(図3)

「個人契約で有償の学習サービス」「自分が勤めている会社が契約している学習講座」「無料のセミナー・研修講座」「有料のセミナー・研修講座」と回答した人に受講方法について聞いたところ、読者は「オンライン(オンデマンド)で受講」(53.8%)が、非読者は「リアル会場で受講)(40.2%)が最も多い結果となりました。(図4)

読者は「キャリアアップのため」「学ぶ意欲があるため」など自発的に学習を始める傾向

「仕事のために勉強や知識習得、資格の取得などをしている」と回答した人に理由について聞いたところ、読者・非読者ともに「今の業務に必要なため」が最も多い回答となりました。
読者の中には「転職活動のため」(4.4%)、「希望部署に転属するため」(2.7%)など、キャリアチェンジを目指す回答も見られました。(図5)
一方で、きっかけについて聞いたところ、理由と同様に読者・非読者ともに「今の業務に必要なため」が最も多い回答となりました。
読者の回答は「キャリアアップのため」(26.9%)、「学ぶ意欲があるため」(22.0%)、「希望部署に転属するため」(10.4%)など、読者は非読者に比べて自発的に学習を始めたことがわかります。(図6)


「仕事のために勉強や知識習得、資格の取得などをしている」と回答した人の中で、今後「語学学習」を始めたいと考えている人が多いことがわかりました。一方で、読者は非読者に比べ、どの回答も割合が高く、学習に積極的な態度が見られました。(図7)

一方で、「仕事のために勉強や知識習得、資格の取得などをしておらず、今後もする予定はない」と回答した人に理由を聞いたところ、読者・非読者ともに「今の業務に必要ないから」という回答が最も多くなりました。(図8)


 

「半年から1年未満」に学習を開始する、読者の割合は31.1%


「仕事のために勉強や知識習得、資格の取得などをしていないが、今後する予定である」と回答した人に学習したい学習内容について聞いたところ、読者・非読者ともに「語学学習」が最も多い結果となりました。(図9)

「していないが、今後する予定である」と回答した人に学習を始める時期について聞いたところ、読者は「半年から1年未満」(31.1%)と回答した人が最も多い一方で、非読者は「未定」(44.4%)が最も多い結果となりました。(図10)
読者の全体の回答からは、具体的に学びたい内容が決まっており、明確に今後の学習予定を立てていることが予測されます。

 

まとめ

今回の調査で得られた読者の傾向のファインディングは以下のとおりです。

・約60%が仕事のために勉強や知識習得、資格の取得などをしている
・「語学学習」を含む業務に直接関連する内容を学習
・有償の動画サービスなど、学習のためのサービスを積極的に活用
・自発的なきっかけで学習を始めている

東洋経済ブランドスタジオは今後も、皆様のビジネスに役立つさまざまな調査を実施してまいります。