PROGRAMMATIC I/O に参加しました

PROGRAMMATIC I/O に参加しました

佐藤朋裕

 4月29日、30日にサンフランシスコで開催されたPROGRAMMATIC I/Oに参加しました。このイベントは、秋にニューヨーク、春にサンフランシスコで毎年2回開かれています。内容は、プログラマティック広告を中心にデジタルマーケティング全般をカバーしています。ブランド、エージェンシー、テック、パブリッシャーのエグゼクティブが米国を中心に全世界から1,200名ほど集まりました。

 イベントのアプリに登録された参加者リストを見る限り日本からも数名来ていたようでした。日本のパブリッシャーからの参加は私だけだったみたいです。

 プログラマティック広告という狭い世界で、これほど多くの人が決して安くはない参加費を支払って情報を取りに来ているということにまずは驚かされました。日本で開催してもせいぜい200名ほどの来場者規模となるでしょう。日米のマーケットサイズに比例しているのかもしれません。

 プログラマティック広告というと技術先行というイメージがありましたが、今回のイベントでは技術よりもその活用にテーマがシフトしていました。もちろん、技術の進化が止まったわけではなく、音声やOTTなど適用が広がったということです。それだけ当たり前のものになってきたということでしょう。

 セッションの内容は、プライバシー保護やマーケティングの内製化に関しての議論が多かったという印象です。どちらもプログラマティック広告とデータ活用に欠かせない視点です。

 ブランドはこれまではエージェンシーを主なパートナーとして仕事をしてきたわけですが、デジタルマーケティングのエコシステムが変わり、コンサルティング、テック、パブリッシャーもパートナーに加わってきました。それだけ業務が増えるわけですが、顧客との直接のつながりを求めるブランドにとっては避けて通れない道なのでしょう。

 プログラマティック広告の中でも成長性が高いのがProgrammatic GuaranteedとPreferred Deal(事前にCPM、表示回数、期間、掲載先を決定)とPreferred Deal(事前にCPMと掲載先を決定)。事前に掲載される媒体が決まるのは、ブランドセーフティーの確保の観点からブランドと一部のパブリッシャーには大きな意味があります。

 広告関連テクノロジーの進化は止まりませんが、言うまでもなく完全な自動化は達成できません。意図を持って情報を取集して解釈したり、戦略を考えるのはあくまでも人間です。1,200名もの来場者が集まる理由もこのあたりにあるのでしょう。

 イベントのレポートについては次回のコラムでご紹介します。


 

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